「ヒヤッ」とした脱衣室。つめたい外気が入り込む玄関や廊下。
そんなことが気になる季節になりました。そうしたなか先日9月26日、浴室での事故などをテーマにした市民向けの公開シンポジウム「積雪寒冷地の住まいにひそむ生活環境上の危険を考える」(日本雪工学会建物の環境研究委員会主催)が仙台で開催されました。その中で、入浴事故の研究者である九州大学の栃原裕先生によると、冬季の浴室での不慮の事故や脳血管疾患で死亡する高齢者は、積雪寒冷地である東北地方や北陸地方の日本海側に多いが、北海道では全国平均程度になっているという興味深い内容でした。外気温が低い北海道でなぜ入浴死が少ないか、その地域性の違いが見られる原因の一つとして、住宅内の温度差が挙げられるということでした。
K.T
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